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2017年3月19日日曜日

日本語ボランティア研修会(2017年3月18日) 報告

日本語教室、関係者の皆様、この度の研修会の開催にあたり、ご協力有難うございました。おかげ様で多くの方々にご参加いただき、無事に研修会を終えることができました。今回も県内の様々な日本語教育や支援に関わる方々が参加され、地域の日本語支援の輪がさらに広がったことを嬉しく思います。改めまして皆様に感謝申し上げます。

◆研修について
ヨーロッパの言語教育の指針とされているCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)について、CEFRの専門家である奥村三菜子先生をお招きし、その考え方や応用の方法などについて、「Can Do」や「social agents」…等をキーワードとして、ワークショップを交えて、従来の日本語のテキストと比較するなど分かりやすく紹介していただきました。
 学習者が文法や語彙を誤りなく習得できたということより、学習者の目的行動が達成されたかどうかを評価し、それを想定して活動(授業)を組み立てることが大切であること、また、学習者に寄り添うものとして、学習者の能力を引き出す支援者になることが求められる等々、具体的な学びとともに、先生が話されたことが印象に残り、今後の活動につながると思われた方も少なくなかったようです。
一見難しそうなCEFRがより身近なものとなり、楽しく充実した研修となりました。

<奥村三菜子先生のご著書:
       『日本語教師のためのCEFR』(くろしお出版,2016)>


*当会の福岡県国際交流センターの支援事業としての研修会も今回3回目で終了となります。このような研修会を今後も開催することができるかどうかが課題ですが、なんとか努力していきたいと思っています。

●研修会の様子●

奥村三菜子 先生