「日本語ができる」って、どういうこと?
―ことばの知識と能力の違いを考える―
在住外国人が日本社会の中で自立して暮らしていくためには、漢字や語彙や文法の知識を持っているだけでは立ち行かない場面が多いのが現実です。そこで、日本語を使って具体的に「できること」を支援していくことが、特に日本語ボランティアには求められます。そのヒントとして、今回はヨーロッパ生まれのCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の考え方をご紹介したいと思います。日本語ボランティアがCEFRの考え方を知り、応用できるようになることで、きっとこれまで以上に外国人の現状に寄り添った支援ができるはずです。様々なワークを通して、一緒に考えてみませんか?
講師 奥村三菜子 先生
日時 2017年 3月18日(土) 14:00~16:30
会場 福岡市立中央市民センター 第1会議室
福岡市中央区赤坂2丁目5番8号 電話:092-714-5521
参加費 500円
定員
60名 (先着順:定員を超えた場合はご連絡いたします)
<講師プロフィール>
1990年代より福建師範大学、国際交流基金ケルン日本文化会館、ケルン日本語補習授業校、ボン日本語補習授業校、ボン大学などにおいて日本語教育に携わる。2001年に着任したドイツでCEFRに出会い、2006年よりCEFRの日本語教育実践や教師研修を行う。2013年よりお茶の水女子大学にてグローバル人材育成推進事業に携わったのち、2014年より環太平洋大学短期大学部にてCEFRを応用した留学生教育を実践。現在は、鹿児島キャリアデザイン専門学校日本語科にて非常勤講師を務めるかたわら、CEFRに関するセミナーやワークショップに出講。
主著:『日本語教師のためのCEFR』(くろしお出版,2016)
申込み・問い合わせ ふくおか地域日本語の会